LEGEND
【POP今昔】第1回 ロッテガムディスプレイ
制作時期 : 昭和40年(1965年)
クライアント : 株式会社ロッテ 様
展開場所 : タバコ店
回答者:太
これはどういった意図で製作されたのでしょうか?
【クロスマーチャンダイジングの先駆け】
ロッテ様から聞いた話では、
ガムは単なるお菓子ではなく健康志向の高い口の中や顎の健康を意識した製品であるということでした。
なので、お菓子売り場ではないところで販売することが課題ではないかと策定しました。
そこで、わたしはタバコ屋さんで売ることを考え、このようなディスペンサーを開発したのが経緯であります。
ヨコのパーツはレリーフ状の凹凸があったり、ロゴが浮き上がっているように見えるのですが、
これはどうやって作成したのでしょうか?
【目指したのは売り場づくり】
これはインジェクション成形で作成したものです。かなり大きな金型であったと思いますよ。
作るのは大変でしたが、製菓メーカーが新しい販売チャネルを開拓することに大きく貢献したアイテムとなりました。
私たちは単なる什器を作ったのではなく「売り場」を作ったのです。