LEGEND

Legend Sales Story

【POP今昔】第2回 AV機器向け店頭プロモーション

制作時期 : 昭和63年(1988年)
クライアント : パイオニア株式会社 様
展開場所 : 家電売り場

回答者:舟木

Q

世の中はどのような時代でしたか?

【家電を購入するお店は「街の電気屋さん」】

バブル期真っ只中で、販促にも非常に予算をかけていた時代でした。
AV機器は、現在のような大型家電量販店ではなく、比較的規模の小さい街の電気屋さんで販売されていたため、
「レーザーディスクプレーヤーをどうお店で売れば良いのかわからない」という店主さんがとても多かった記憶があります。
そのため、メーカーが主体となった、販売方法マニュアルや売り場づくり提案は大変喜ばれ、そのあたりの企画も弊社が行っていました。

Q

この写真の売り場の製作意図やポイントを教えてください。

【音と映像の楽しさを売り場空間で表現】

売り場起点で生活者へ商品の魅力を伝達するために、NYの街並みのアーティスト作品を全面的に取り入れた、
当時ではまだ珍しいデザインで、音と映像のある楽しい世界観を表現しました。
商品をしっかりと際立たせて展示させるために、他社にないデザインと軽やかな印象を与えるパンチングメタル素材を什器に使用し、什器そのものの存在感を風景の一部にしてしまおうと考案したところがポイントです。


Q

当時の反響はいかがでしたか?

【数年にわたり継続されたキャンペーンに】

本件はコンペ案件でしたが、採用いただいてから3年近く継続して実施いただくことができたのは、
クライアントからもご評価いただけた証であると自負しております。


(昭和63年当時の舟木氏)